うつ病

気分障害のひとつです。発症の原因は正確には分かっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じていると考えられています。背景には、精神的ストレス、身体的すとれるなどが指摘されますが、ストレスはネガティブな辛い体験や、悲しい出来事のみでなく、結婚や進学、就職などのといったポジティブな出来事の後にも発症することがあります。

一日中落ち込んでしまっている、何をしても楽しめないなどの精神状態とともに、眠れない、疲れやすい、食欲がない、動けないなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が出ている場合、うつ病の可能性があります。


気分障害には、うつ病の他に、うつ病との鑑別が必要な双極性障害（躁うつ病）などがります。うつ病と双極性障害では治療方法が大きく異なりますので専門家による判断が必要です。


治療は、薬物療法と、カウンセラーと対話して進める心理療法があります。薬物療法で使われる治療薬は抗うつ薬になり、服用を開始してもすぐには効果が現れないため、自分の判断で薬の量を調整したり、中断したりせずに医師の指示の通り服薬してください。うつ病には心理療法もとても有効で、特に認知行動療法は効果が研究されています。


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